
玄関周りは築62年の数寄家造り。新たに建設した宿泊棟が連なる
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特別な人の特別な体験
鹿児島県指宿市 いぶすき秀水園
いぶすき秀水園(しゅうすいえん)

玄関周りは築62年の数寄家造り。新たに建設した宿泊棟が連なる
JR指宿駅からほど近く、「錦江湾」の名で長く親しまれている鹿児島湾を望む落ち着いた宿「いぶすき秀水園」。1968年に焼酎製造会社を経営していた先代が別荘を増改築して誕生した温泉旅館で、その後、大幅な改装や増築で現在46室を擁する昭和の風情が薫る唯一無二の宿である。「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」料理部門で、40年もの長きにわたり1位に輝き、JTB2024年度サービス優秀旅館・ホテルに選出されるなど、料理の美味しい名旅館として日本全国に知られている。
玄関を入ると、仲居さんが三つ指をついて迎えてくれて、靴を脱ぎスリッパに履き替える古き良きスタイル。くつろぎと非日常の時間の始まりに心が躍る。正月飾りや雛人形など年中行事のお飾りが日本情緒を華やかに演出。大きな窓から日本庭園を眺められる茶房で、まずはウエルカムドリンクを。お抹茶やスパークリングワイン、夏場はビールやグリーンティーを花言葉を添えた季節の花とともに提供してくれる。
ロビーにはギャラリーも併設し、初代当主が収集した書や焼き物とともに遺跡から掘り出された縄文土器も並び、悠久の昔から文化が育まれてきた土地であることに思いを馳せる。庭には足湯と砂足湯があり、指宿名物の砂湯を足で体験できる(利用は晴天時のみ)。
大きな窓から枯山水の庭を眺める茶房。フルーツジュースなどもオーダーできる
宿泊客は無料の足湯と砂足湯は、立ち寄りでも利用可能(ワンドリンク付き500円)
ロビーに併設された茶室
温泉は源泉かけ流し、保温と保湿に効果があると言われるナトリウム塩化物泉で、湯冷めしにくい美肌の湯と評判だ。大浴場に露天風呂、貸し切り湯浴み処(60分3,500円/到着後予約可)やサウナも備えている。近辺のゴルフ場でラウンドを楽しんだ後に湯に浸かれば、心身ともにリフレッシュできる。そして指宿と言えば砂むし温泉。宿から徒歩4分ほどのところにある砂むし会館「砂楽」を訪れて、温かい砂に包まれ汗をかく爽快感を体験したい。
客室の部屋タイプは10種類と選択肢が幅広く、ほとんどが2~4名だが、リビングに2間が付き6名まで宿泊できる部屋もある。昭和レトロを感じさせる照明や建具など、細部にまで美が宿る客室に身を置くだけで、心が満たされていく。時が醸す情緒を求めて、昭和を知らない若いゲストも訪れるそうだ。
料理宿として広く知られているだけに、食事に期待が高まる。鹿児島名物のキビナゴの刺身や黒豚の他、旬の素材を活かした会席料理は、大いなる期待を裏切ることはなく、日本料理を味わわせてくれる。「薩摩黒豚柔らか煮」や「あわび素味噌焼き(冬季は柿釜ふろふき焼き)」は、それを目当てに訪れる熱烈なファンもいる名物だ。朝夕ともに個室の食事処で提供され、希望すれば部屋食プランも選択可能。連綿と受け継がれるおもてなしの真髄を享受し、殿様気分を満喫したい。
写真は「プレミアム会席 匠」。5階特別室(ベッド付)「島津の間」でこのコースを選択すると2名1室お1人様59,400円~、「鶴丸の間」で67,100円~※料金はすべて税込
和洋室「島津の間」の和室
特別室の応接間。「鶴丸」「島津」を含め、最上階5階エグゼクティブフロアは客室冷蔵庫内、喫茶コーナーのドリンク無料サービス付き。また、すべての客室で2026年2月末日まで「冬のあったか宿泊割」の補助金適用(宿泊代の20%、1人最大5000円まで)
ウエルカムドリンクの抹茶と和菓子
源泉掛け流しの大浴場
「鶴丸の間」は砂むし会館のチケット付き
「島津」のベッドルーム
エグゼクティブフロアのスイッチプレートやふすまの引き手の一部は薩摩焼を使用
鹿児島県指宿市湯の浜5-27-27
0993-23-4141
1泊2食付 1名26,400円~(入湯税150円別途)
チェックイン14:00/チェックアウト10:30
あり
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